CNC三次元測定機導入の必然性
大型重量部品精度を保証するため、2015年より「ミツトヨ大型CNC三次元測定機Crysta-Apex C 203016」を導入稼働致しました。ハウジング部品だけでなく特に大型高速回転部品等の駆動系に要求される高精細な精度をさらに高め、品質保証体制強化を目指します。
大型重量部品に於いても、振動・騒音・熱変化の減少が求められています。そのため多軸工作機械による複雑な曲面を有する部品加工が極限まで進化しています。それに伴う品質保証の確立こそが「ものづくり日本」の要だと胸に刻んでまいりました。加工技術だけでなく熟練を要求される測定手法にも高速化と安定した標準化をさらに究めコストダウンを図ります。
CNC三次元測定機ではCADデータを活用し、部品形状によっては非接触測定が可能なため、理想的な検証ができるようになりました。品質を保証するだけでなく社内資料のトレーサビリティ拡充を目指します。
CNC三次元測定機設置環境の確立
CNC三次元測定機は温度管理を徹底させた専用室で稼働させています。安定した測定環境構築により信頼性の高い数値保証を実現しています。また、複雑な三次元測定は専用ソフトウェアによる解析支援システムが完備しており、製品と共にわかりやすい保証データを提供できるようになりました。充実した品質保証で適切な部品供給をより向上させていきます。